成人式で人気の記念品って?新成人がもらって嬉しかったものとは?
新成人に贈る記念品とは
大人としての新しい門出を祝う成人式は、日本全国各地で行われている式典です。
そこに参加した新成人もしくは自治体に住んでいる新成人全てに、自治体側から記念品が贈られるという習慣も根付いています。地域によって差はありますが、成人式での記念品贈呈を行うところは多いようです。
こうした式典で配布される記念品には、どのようなものを選べばよいか迷ってしまいがちです。配布する人数もあるため、そう高価なものでもなく粗品程度のものが選ばれることが多いですが、せっかく贈呈する品物ですから新成人に喜んでもらえて、日常でも使用してもらえるものを選びたいところです。 今の若者には、成人式の記念品として何が受け入れられるのでしょうか。
ここでは「成人式向けの記念品」「新成人がもらって嬉しかったもの、困ったもの」などを紹介します。
記念品の種類がたくさんありすぎて迷うことも
成人式の記念品として実際に用いられているものにはたくさんの種類があります。主には実用性を見て普段使いができるものが多い傾向にあり、日用品の類に人気が集まっているようです。
それらはいずれも高価なものではなく、気軽に使用できるようなものとなっていますが、実際のところ、新成人たちが好んで使ってくれるか、嬉しいと感じてもらえるかは贈る方には読みづらい面もあるでしょう。
特に今の若者の好みは多様化していますから、使いたくないものはそのまま放置してしまうことも考えられます。しかし、それではせっかく新しい門出にと選んだものなのに、非常に残念な話です。
品物の種類はたくさんあるだけに、その中から厳選したものを探し出すのは大変でもありますが、新成人が受け入れやすいものが何かを探れば、その答えが見えてきます。
好みの分かれないシンプルなものがいい
例えば、渋いデザインの和風カップやロゴ入りのタオル、啓発用の冊子など、これから大人になるに当たっての願いを込めたものや粗品であると分かりやすいものでは、若者が納得しないかもしれません。
全くセンスが感じられないものや、好みが分かれるものに関しては、せっかく贈ったのに逆に困られるといった事態にもなってしまいます。また、逆に若者のセンスを読み過ぎたものも、彼らにはまらなければ意味がなくなるでしょう。
広く若者に受け入れられるものを選ぶには、実用的でかつセンスを問わないスタンダードなものを狙うのが得策です。
成人式向けのおすすめの記念品を紹介
成人式の記念品には実用性が高い名入れグッズがおすすめです。成人式の記念に残る品で、かつ新生活で役立つ製品が新成人たちに喜ばれるでしょう。
【成人式向けのおすすめ記念品】
・USBメモリやモバイルバッテリー
・ボールペンや名刺入れなどの小物
・腕時計
・マイボトル・タンブラー
・ノート・手帳
・カレンダー
◆USBメモリやモバイルバッテリー
USBメモリやモバイルバッテリーは、新社会人として仕事で使う機会が多いグッズです。普段からスマホやタブレットが欠かせない世代にとっては、モバイルバッテリーも必需品のひとつでしょう。
◆ボールペンや名刺入れなどの小物
ボールペンや名刺入れなどの実用的な文房具は、新社会人にぴったりのアイテムです。定番商品ですが、ボールペンや名刺入れは社会人の必須アイテムであり、新成人がこれから社会に出たときに役立つので、成人式にふさわしい品といえます。
高級なボールペンや革製の名刺入れなど、上質なものが長く使えて人気です。
◆腕時計
社会人として、時間を守る大切さを身につけるために役立つのが腕時計です。記念品としても珍しさがあるので、特別な成人式の記念品におすすめです。
腕時計は、シンプルなデザインのものだと日常使いしやすいため喜ばれやすい傾向にあります。
裏蓋へ日付や自治体名などの名入れをしたり、自治体に人気キャラクターがある場合にはデザインや目立たない刻印などにしたりして、記念に残る品物にできます。
◆マイボトル・タンブラー
マイボトルは熱中症対策にもなるので、いつも出かけるときに持ち歩いている人が多いでしょう。性別に関係なく人気のあるアイテムなので、男女問わず贈ることができます。
低価格の商品が多いため、保温性に優れたステンレス製の製品など、ニーズの高い記念品を設定できるところもポイントです。人気のステンレス製マイボトルやタンブラーは壊れにくく、いつでもどこでも使える実用性の高さで、選ばれるケースも多いです。
◆ノート・手帳
ノートや手紙は学校やお仕事はもちろん、生活でも使う場面が必ずあるので、もらって損したという気持ちにならないアイテムです。 また、必需品であるからこそデザイン性以上に何枚綴りか、書きづらくない紙質であるかなどが気になるポイントではありますが、大手メーカーのものを使っているような商品であれば問題ありません。
使い切ってしまったあとに処分されてしまうことが気になる場合は、近年急速に人気が出ている電子メモパッドもよいでしょう。
何度も書いて消せるというメリットがあり、電池を入れ替えれば紙製のノートや手帳より長く使えます。 ただし、各スペースがなくなると消すしかなくなるので、電子メモパッドを選択肢に含める場合は保存機能がついているものを選ぶことをオススメします。
◆カレンダー
意外に欲しい!となる場面が訪れるカレンダーは、壁掛けより卓上カレンダーのように小さめサイズが新成人にとってちょうど良いと感じやすいです。
成人式が行われる年の1年分のカレンダーでも良いですが、やはり繰り返し使える万年カレンダーがより喜ばれる傾向にあります。 発注単価も抑えられるため、リーズナブルな価格で準備できることも魅力です。
また、万年カレンダーは様々なデザインがありますが、ずらすだけで次の年・月の正しい曜日配置が見れるような簡単なものだと重宝されます。
さらにカレンダーは置く場所が限定的ではなく「、少しスペースがあれば置いておく」か、と思う人が多いです。そのため全く使われないのではないかという心配も少ないです。
成人式で実際にもらって嬉しかった記念品
成人式を過去に迎えた若者たちの声は正直で、式典で贈られた品物に対して嬉しかったものもそうですが、もらったところでどうしていいか分からないという声も忌憚なく上げられています。そこで、実際に品物を受け取った新成人たちが嬉しかったもの、逆に困ったものなどを挙げていきます。 もらって嬉しかったものに挙げたのは、圧倒的に実用性重視のものが多くあります。また、広く親しまれるキャラクターなどのグッズも好評であったようです。
【新成人がもらって嬉しかったもの】
・図書カードなどの商品券類
・キャラクターカップ、ショップのノベルティ
・地域の特産品
・エコバッグ
◆図書カードなどの商品券類
これに関しては、一番直に実用性があるものといえます。これを地元で使用することで、その地域の小売店にも還元できるわけです。金額は高すぎず安すぎず、だいたい500円くらいのものが使いやすいでしょう。
◆キャラクターカップ、ショップのノベルティ
キャラクターの中でも、国民的に知名度のあるキャラクターなら広く受け入れられるのはもちろん、地元のゆるキャラのグッズもおおむね好評のようです。また、全国展開を行うコーヒーショップのノベルティタンブラーなど、プレミア感があるものも喜ばれます。
◆地域の特産品
地域の特産品は地元だからこそあまり使ったことがないという人が多いです。 なので、成人式の機会に地域の特産品をお祝い品として用意するという自治体もあります。 私立学校が主催するならその学校がある地域のものです。
食べ物でも「嬉しかった」と感じる人は多くいますがアレルギー対策などをされている方にとっては食べられなかった時に悲しい思いをしてしまうので、物品が誰にでも喜んでもらえるでしょう。 若い世代が地域の特産品を実際に使ってもらうことで次世代に存在を知らせていけます。
◆エコバッグ
現代ならではのアイテムですが、持っていても何かしらに使えるという点で利便性が高いために人気が続いています。 単価100円台から提供されていて、素材もナイロンだけでなくしっかりしているイメージが強いキャンバス地も単価200円台です。
正直これは困ったという記念品
逆にもらって困ったというものには、もらっても使わないという声や、嗜好に合わないという声が多く上げられています。
◆啓発本などの冊子
この本の内容には、大人になる際の心構えやマナーであったり、成人病予防や献血などの医療系、また選挙啓発などの内容が含まれているものが多いようです。確かに手元にあれば読む機会もあるかもしれませんが、まずは興味を持たれないと水泡に帰してしまうことも考えられます。
◆酒類
20歳になったらお酒を解禁という意味で贈られるものですが、これこそ嗜好の違いが顕著に表われます。蓋を開けてみればお酒を飲めない新成人もいますし、だいたいが大きめの瓶に入っていますから、持って帰るのが大変という声もあります。
◆植物の種
これには、ここから立派な大人に成長するようにという願いが込められていると思われます。その思いを汲むことはできますが、実際にそれを育てるかというと疑問です。家庭菜園の準備が必要となりますし、もともとそのような趣味がなければ使いようがないものです。
◆その他
上記は贈る意義がありそうなものと避けた方がよいものの両極端でしたが、その他多く用いられている記念品には以下のようなものがあります。
◆タオル
自治体のロゴが入ったものなどは、実家で使用するくらいなら必ずしも不要とはならないかもしれませんが、新成人が個人で使用するかというと疑問な面もあります。
◆焼き物のカップ
スタンダードなものやキャラクター入りなら使えそうですし、和陶器のものでも趣味に合えば問題ないでしょう。しかし、渋すぎて若者には使いづらい一面もあります。
◆写真立て
これは成人式に限らず、さまざまな記念品として用いられるスタンダードです。そこに思い出の写真を入れて飾る方ももちろんおられますが、今やスマートフォンで画像が見られる点から、場合によっては使われないこともあります。
成人式の記念品は予算に合わせ喜んでもらえるものを
成人式の記念品にあまりに高価なものを贈るのは、自治体の予算としても捻出しづらいところはあるでしょう。平均的には数百円程度でまかなっているところが多いようです。
ただし、それぞれの地域で財政に余裕があるか否かは事情が変わってくることもありますから、無理のない金額で新成人を祝ってあげましょう。
(まとめ)成人式で人気の記念品
今回は「成人式で人気の記念品」をテーマに解説し、新成人がもらって嬉しかったもの、困ったものなどを紹介しました。
成人式の記念品は、新成人に大人としての新しい門出を祝って贈られます。現在では若者の好みが多様化してきているため、新成人に贈るものにはあえてセンスを読み過ぎないシンプルなものがおすすめです。 好みが分かれない、誰にでも受け入れられやすいシンプルで実用性のあるグッズなら、社会人になってから長く使用してもらえるでしょう。ボールペンやUSBメモリ、腕時計など、実用性の高いものに日付や自治体名などを入れたグッズが、成人式の記念に残る品物といえます。